「動物、飼い主、スタッフ、家族の皆様に寄り添える動物病院の運営」を理念に掲げる森林公園よりそい動物病院の田島瑛院長。予約制の導入について、診療の質を向上させることが主な目的だったと語ります。2024年2月の開業時に採用した予約・受付システムからの切り替えを検討するに至った経緯と、Wonder導入後に実現できたことについてお話を伺いました。目次診療の質を高めるために、予約システムへの切り替えを決断した理由ー元々使用されていた予約/受付システムの採用理由を教えてください。田島様:以前のシステムは前の職場で2年ほど使用していました。前の職場で一緒に働いていたスタッフもいるため、開業時はまず導入をスムーズに進めたいと思い操作に慣れているシステムを採用しました。ーその中でも感じていた課題はどういったものですか?田島様:前のシステムのメリットは良い意味でシンプルなところです。デメリットとしては、予約メニューを固定的な枠組みでしか作れなかったことですね。例えば、ワクチンのみの割と時間を短くできる診察の予約があると、間の15分で爪切りを入れられるかもと考えることがあります。逆に、短い予約枠で5,6頭の診察が入ることもあったため、予約を上手く分散できないかと考えました。そういった状況に応じた予約を、臨機応変に自由に取れることを求めていました。そのため、このシステムは自分たちには少し違うのかなと考え始めました。ースタッフの皆様も慣れていた予約システムからWonderへの切り替えを検討された理由はなんですか?田島様:そもそも予約システムを導入する目的は診療の質を落とさずに、混雑を分散させて効率良く診察を回すためでした。Wonderは医療現場特有の柔軟性を高く持ち、症例ごとに細かく予約が組めることで、よりフレキシブルに予約管理ができるのではないかと考えました。症例ごとに予約を細分化し、再診率向上と来院数2倍を実現した診療メニュー設計の工夫ーWonderを導入してどのような効果を実感していますか?診療の質を上げることはできましたか?田島様:効率的に予約を受けられるようになり、1日の予約件数を当初より2倍ほど増やすことができ、売上増加にも繋がりました。点滴や食事の相談なども細かくメニューを組み、パズルのピースのように上手く予約が当てはめられるようになりました。他にも、症例を細かく分けることで事前に症状をある程度確認できるので、例えば私の診察なしでも大丈夫な子が来た時には私が診にいく必要がなくなり、その分診療に集中できる環境が整ったなと感じます。また、以前のシステムだと会員登録やアプリのダウンロードがあり、数名の飼い主様からは「予約の取り方がわからない」という電話がありましたが、WonderはLINEで予約できるのでそういった予約問い合わせの電話がかなり少なくなりましたねー今、予約システムをすでに導入している動物病院様にもWoderはお勧めできますか?田島様:はい、お勧めできますね。症例ごとに細かく分けられるようなWonderの機能は、今までのシステムにはあまりなかった特徴だと思います。なので、診療メニューを上手く作り、病院業務の効率化を進めていきたい病院にはお勧めできます。また、機能のアップデートも頻繁にあるので、使いながら進化してくれているという部分も気に入っています。業務効率化によって売上・診療の質・スタッフ満足度が向上した三方良しの診療体制ーありがとうございます。最後に、病院業務を効率化した先には何が生まれると考えられますか?田島様:診療枠が増えることで病院の売り上げが上がることはもちろんですし、診療を分散させて診療の質を上げられること、加えて、不要な電話が減ることで働いているスタッフのストレスを軽減できることにも繋がると思います。