地元・熊本で開業し、わずか1年足らずで新規患者の受け入れを制限するほどの支持を集める「一二三ペットクリニック」。 その急成長の裏には、多くの開業医が陥りがちな「直前のバタバタ」とは無縁の、開業1年前から徹底された「オペレーション戦略」がありました。なぜ、まだ建物もない時期からシステム導入を決めていたのか。そして、『Wonder』というツールはいかにして院長の理想とする「じっくり向き合う診療」を実現させたのか。添島康介院長に、開業成功の要諦を伺いました。「売上を作るのは設備ではない」開業の成否を分ける、1年前からのオペレーション設計―通常、オペレーション検討は開業直前になりがちです。「1年前」から着手されていたそうですが、どのような背景があったのでしょうか?正直に申し上げれば、切実な「経営への危機感」が出発点でした。 開業には多額の融資、つまり借金が伴います。私には守るべき家族もいますから、悠長なことは言っていられません。「いかに早く集客し、確実に売上を立てるか」を常に考えていました。多くの先生方は、目に見える「設備」や「内装」に意識が向きがちです。しかし、実際に継続的な売上を生み出すのは、ハコモノではなく、そこで働く「人」と「仕組み(オペレーション)」です。 だからこそ、私は設備選定よりも先に「オペレーション設計こそが、開業の成否を分ける最重要事項である」と定義し、1年も前から準備を進めていました。「新人だから」は言い訳にできない。プロとして選ばれるための3つの視点―なぜそこまで「オペレーション設計」が重要だとお考えになったのですか?理由は大きく3つあります。これらはすべて、これからの動物病院経営において無視できない要素です。1つ目は、「プロとしての責任」です。 勤務医時代とは違い、開業すればすべての責任は自分にあります。患者様からすれば、その病院が開業したてかどうかは関係ありません。「新人だから手際が悪い」という言い訳は通用しないのです。初日からベテランの病院と同じ、あるいはそれ以上の質の高い対応をするためには、個人の能力に頼らない「盤石な仕組み」が必要でした。2つ目は、「患者様の期待値」の変化です。 動物病院の数が増える一方で、飼育頭数は減少傾向にあります。選ばれる病院になるために、当院では「一件一件じっくり診察する」ことをモットーに掲げました。この期待に応えるには、受付や会計でスタッフの手が取られてはいけません。患者様一人ひとりとの診察時間を確保するためのオペレーションが不可欠でした。3つ目は、「スタッフの職場環境」です。 複雑で難しい業務フローは、必ずスタッフのミスを誘発し、クレームやストレスの原因になります。スタッフが疲弊すれば、サービスの質は一気に低下し、結果的に診療の質を落とします。「シンプルで簡単、誰もが同じ質で対応できる設計」こそが、高い診療品質を守る生命線だと考えたのです。決め手は「患者様とスタッフ、双方の使いやすさ」。理想の診療スタイルを実現するツール選び―そのような戦略の中で、数あるシステムから『Wonder』を選ばれた理由は何だったのでしょうか?結論から言えば、「患者様」と「スタッフ」、どちらにとっても使いやすかったからです。この両立ができている点が決め手でした。まず患者様にとっては、普段使い慣れている「LINE」で予約や問診がスムーズに完結する点が非常に優れていました。専用アプリのインストールや複雑な登録は、それだけで来院のハードルになります。「手間を取らせない」ことが、そのまま「予約が取りやすい病院」という評価に繋がると考えました。そしてスタッフにとっては、管理画面がシンプルで自由度が高いことが魅力でした。開業当初はスタッフも不慣れです。複雑な操作を覚える必要がなく、直感的に使えるシステムであれば、教育コストも下がります。 この2つの理由から、当院の目指すオペレーションに最も適したパートナーだと判断しました。コスト削減はあくまで前提。売上に寄与したWonder― 実際に開業時から導入してみて、経営的な成果はいかがでしたか?まず前提として、「固定費の削減」は間違いなく実現できています。 Wonderが受付業務を担ってくれるおかげで、受付専門のスタッフを雇用する必要がなくなり、人件費を抑えながらもスムーズに病院を回すことができています 。しかし、それ以上に経営へのインパクトが大きかったのは、「売上向上」への貢献です。 具体的には、「来院頻度の向上」と「口コミによる新規患者数」の2点で大きな成果が出ています 。―Wonderが「売上」に直結したというのは、具体的にどういうロジックでしょうか?まず「来院頻度」についてですが、システムで業務を効率化したことで、スタッフが疲弊せず、私が理想とする「一件一件じっくり診察する」時間を確保できました 。 待ち時間が短く、かつ丁寧な診療を受けられることは、飼い主様の満足度に直結します 。単に効率化するだけでなく、浮いた時間を「診療の質」に投資したことが、結果として来院頻度を高めてくれたのです。―もう一点の「新患数」について詳しく教えてください。ここはWonderの予約システムが強力な武器になりました。 新患の飼い主様にとって、最初のハードルは「予約のしやすさ」です。LINEで簡単に予約が取れる体験は、それだけで「この病院は便利だ」「親切だ」というポジティブな印象を与えます 。実際に、Googleマップなどの口コミでも「予約がスムーズで助かる」「待ち時間が少なくて良い」といった評価を多数いただき、それが呼び水となって新規患者数も確実に増加しました 。 「コスト削減」だけではなく、「売上を作り、ファンを増やすための投資」として、Wonderは期待以上の働きをしてくれています。―患者様やスタッフの皆様からの反応はいかがですか?非常にポジティブですね。新患様からは「予約が取りやすかった」という声を多数いただき、来院の敷居を下げることに成功しています。 また、院内スタッフからもシステムに対する不満は一切出ていません。ストレスなく業務が進められるため、心にゆとりを持って患者様に接することができています。結果として、私の理想としていた「一件一件じっくり時間をかけて診療する」体制が、無理なく維持できています。「時間がない」は言い訳。優先順位を見極め、未来の売上を作る準備を―最後に、開業準備に追われ「時間がない」と悩む先生方へメッセージをお願いします。私の経験から断言できるのは、「時間がない」というのは言い訳でしかないということです。 時間は誰かに与えられるものではありません。何が一番大事かを最初に決め、優先順位をはっきりさせれば、時間は自分で作るものなのです。そして、その最優先事項こそが「オペレーション設計」です。 未来の売上を作るのは、最新の設備ではなく、日々の業務を支えるシステム選定や、それを運用する習慣化の部分です。これから開業される先生方には、ぜひ「開業前の準備」にこそ、全力を注いでいただきたいと思います。新規開業の導入実績多数!資料請求はこちらから↓