2024年、大阪府吹田市に開院したラハ動物病院。獣医師1名・動物看護師2名という小さなチームでスタートした同院では、開業当初から予約システム『Wonder』を導入。電話予約ゼロ、診療の効率化、そして地域での差別化を実現しています。今回は、院長の岩田海人先生に、Wonder導入の背景や実際の運用、感じている効果などについてお話を伺いました。開業前に抱えていた電話対応への不安―Wonderを導入した背景をお聞かせください。岩田様:開業にあたりまず強く思っていたのが、「電話対応に時間を取られたくない」ということでした。前職の病院では、電話予約が中心だったんです。診療中に電話が鳴って、その対応で手が止まってしまう…という場面を何度も経験していました。僕自身、獣医師として保定や検査に入っているときに電話に呼ばれると本当に困りますし、看護師にとっても大きな負担です。開業時は最小人数体制だったので、なおさらそこを効率化したかったんです。開業時から仕組みとして予約システムを導入することで、後から切り替える手間もなくなるし、スタッフの業務も一貫します。どうせやるなら最初から、と考えていました。Wonderで電話対応の削減とスタッフ教育がスムーズに―数ある予約システムの中で、Wonderを選ばれた理由を教えてください。岩田様:予約システムはいくつか検討したんですが、Wonderは患者さま側の画面がすっきりしていて、スマホに慣れていれば年齢問わず使っていただける印象でした。LINE連携ができるので、予約の通知やリマインドもLINEで送れるのが本当に便利です。実際に、うちの患者さまもLINEから予約を入れる方がほとんどなので、元々心配していた「予約による電話対応」を減らしたいという部分にはフィットすると感じました。他にも、Wonderの操作感がとても直感的で、自分たちもすぐに使いこなせたのが大きかったです。管理画面の視認性も高く、操作がとても簡単でした。今後の新しいスタッフの教育コストを考えると、まずは病院、患者さま共に使いやすいサービスが第一だったので、その部分を考えてもWonderは最適でした。―実際に運用してみて、便利だと感じる点はどんなところですか。岩田様:一番助かっているのは、患者さまが予約時に画像を添付できる点です。例えば、皮膚トラブルや出血の状況など、あらかじめ写真が確認できると、診察前にある程度処置イメージができますし、診察に使用する検査器具の準備もスムーズになります。加えて、予約時の相談欄を活用して、来院目的や症状を書いてもらえることもありがたいです。「目やにがひどいです」や「元気はありますが嘔吐が続いてます」といった情報があるだけで、初期対応の準備がしやすくなりますね。電話対応を軽減することで、診療に集中できる―Wonderを導入して、具体的にどんな効果を感じていますか。岩田様:とにかく「電話が鳴らない」っていうのが一番大きいです。電話のストレスがないだけで、診療にも集中できるし、看護師も保定や会計など本来やるべき業務や目の前の患者さまに専念できます。他にも、柔軟にメニューを組める点から来院理由の詳細が事前にわかっているので、スタッフ間の情報共有もスムーズで、診療準備にかける時間が減りました。再診・初診の区別もつけやすいので、診療の流れがとてもスムーズになったと感じます。―今後、Wonderで実現したいことはありますか。岩田様:これからは看護師主体の健康相談や食事指導など、新しいメニュー展開も考えています。メニューによって獣医師の指名や対応可能時間の設定など柔軟に組めるので、それもWonderの中でメニュー化していけたらいいなと考えています。あとはDM機能も活用したいですね。今はまだ案内物は紙で送ってますが、郵送費も考えるとデジタルで健診案内が送れると便利だと思います。患者さまも普段予約で使用するLINEに届くので、予約までの導線が短くできるところが魅力的です。将来的には、リピーター向けのリマインドやキャンペーン告知にも使っていきたいです。業務の仕組み化は開業前が一番のチャンス―これから開業を予定している方々にメッセージをお願いします。岩田様:開業時って、実は“診療以外のことを整えるチャンス”だと考えています。まだ患者数も少ないうちに、業務フローをしっかり作っておけば、後で困らないからです。逆に診察が始まって忙しくなってから予約システムを導入するのは大変だと思います。電話が多くて業務が回らないとか、スタッフ教育が間に合わないとか。何かしたいけど、今が忙しくてどんどん後回しになる、だからこそ、最初から予約システムを導入して、効率的に診療が回る仕組みを作るのが大事だと思います。少人数体制でやるなら、なおさら予約システムは必須ですね。→新規開業様向けの特設ページはこちらから